今回は糖尿病についてです。糖尿病とは血液中の糖の濃度が慢性的に高くなる病気です。日本では予備軍も含めて2000万人、成人の約4分の1の割合になります。
糖尿病は血糖値を下げるためのホルモン、インスリンが効きにくくなったり、出る量が不足することでインスリン作用が不十分になることで起こります。
インスリンの出る量が減少して起こるものを1型糖尿病、インスリンが効きにくくなるために起こるものを2型糖尿病と言います。1型はインスリンを出す膵臓という臓器が障害され、インスリンそのものを出すことが出来なくなります。2型は遺伝的な要因に加え、食べ過ぎや運動不足など生活習慣による環境的な要因でインスリンの効果が出にくくなります。
コロナウィルスの再流行に備え、ソーシャルディスタンスや手洗い、消毒など新たな生活様式を確立していく必要がある昨今ですが、その中で今回のウィルス流行で名前が全国的に知られるようになったものの一つに次亜塩素酸水があります。
出てきた当初は万能の消毒薬のように取り上げられていましたが様々な機関で検証されることによりある程度効能が分かってきたようです。
まず物品に関してはある一定の条件(保存期間や濃度などと思われます)では有効であるということが実証されています。しかし人が集まるような空間で噴霧することは安全性や有効性において現時点では評価されていないようです。特に飲み込んだり、吸い込んだりすることによって人体への影響が懸念されているようです。
社会活動が活発化していく中でウィルス、疾病と共存していくためにも正しい知識や手段を獲得していく必要があるようです。