前回は笑うことと免疫機能の関係のお話を書かせていただきました。
今回はストレスとの関係です。
ストレスに関する実験は人体には危険を伴うのでヒトではなく、マウスを使った実験が行われました(かわいそうですが)。
部屋の明るさや温度を人工的に変えてマウスにストレスを与えたところ、明るさと温度どちらでも免疫の抗体産生能が減少していました。
また、別の実験では電気刺激を与えられるマウスとそれを横で見ているマウスを比較しました。最初は痛みを与えられた電気刺激のマウスの免疫抗体産生が減少したのですが、回数を増やしていくと見ているマウスの方が著しい減少を示しました。電気刺激群は次第にストレスが軽減していきましたが、見ているマウスの群はストレスが増加する一方でした。
このようにストレスは身体的なものより心理的なものの方が有害であることが分かります。ストレスのない人生などはないと言われていますが、うまく付き合っていきたいですね。
朝晩のみならず日中も大分ひんやりと感じる季節になってまいりました。食べ物がおいしく感じられる季節でもありますが、お酒も楽しみにされている方も多いのではと思います。実は私も大好きです。
以前は酒は百薬の長と言われ、適度な飲酒は健康に良いとされていました。
先日イギリスの大学病院が様々な文献を解析して調査した結果、週に1本のワインボトルを空ける女性は癌の発生率が上昇するとの報告があったそうです。癌の種類は乳がんとされており、週10本の喫煙に相当するとのことでした。男性では発生率はやや低下しますが、それでも週5本の喫煙に相当するとの事です。
多くの病気の原因は食生活をはじめとする生活習慣やストレスによると言われています。美味しいものや好きなものも適度な量が体にも優しいのでしょうね。